「人はパンだけで生きているのではない」『いのちの輝き』(ロバート・C・フルフォード著)の一文です。呼吸のことに触れた言葉なのですが、私には「人にとっての栄養やエネルギーは飲食物だけではない」という考え方を表す言葉として印象に残っています。誰かが発した言葉、本で出会った言葉、映画やドラマで聞いた言葉、自分の内側から出てきた言葉。その言葉のおかげで元気になったり、勇気が湧いたり、安らぎを感じたりすることがあります。言葉は心と体の栄養になります。おそらく自分にとって必要なタイミングでやってくる言葉や文章。その意味や音を聴くことで、ものの見方や捉え方が変わり、心と体が動き出します。本セミナーでは、まず母音語である日本語の特質、日本語ゆえ備わる日本人の気質、音と体のつながりなどについてお伝えします。そして私の主観によるものではありますが、勇気が湧く、気持ちが安らぐ、希望を持てる、心が軽やかになる、自己肯定感が高まる言葉や文章をご紹介します。日本では「言霊」、つまり言葉のもつエネルギーを大切にしてきました。言葉はその意味だけでなく、音の振動が心と体に響きます。発した音は周囲だけでなく自分にも伝わり、また心で唱えても波動が自分の体に影響を与えると思います。言葉の力を栄養にしてよりよく生きる「言葉の養生」を始めましょう。